ラボグロウン(合成)ダイヤモンドと天然ダイヤモンドの違いとは
婚約指輪の主役ともいえるダイヤモンド。表面の硬度が非常に高く、傷がつかない石として知られていますよね。
そんなダイヤモンドですが現在は技術の進歩により人工的にダイヤモンドを作ることができるのをご存知でしょうか。また、近年では一度人の手に渡ったダイヤモンドが中古市場に流れて、もう一度店頭で販売される二次流通ダイヤモンドも問題視されています。
一生モノの婚約指輪として贈るダイヤモンドだからこそ、少しでも安心してダイヤモンドをお選びいただけるよう今回はダイヤモンド選びの際に気をつけて頂きたいポイントをご紹介させていただきます。
ラボグロウンダイヤモンドとは
ラボグロウンダイヤモンドとは直訳で「実験室で成長したダイヤモンド」という意味です。その名の通りラボで人工的に生成された合成ダイヤモンドを指します。人工的に作られるため、天然ダイヤモンドのように長い年月を必要とせず安価に量産することができるため価格が安くなるのが特徴です。
自然環境への影響や、紛争ダイヤモンド、奴隷を使った採掘などの心配のないダイヤモンドとしてTVでも話題になっています。
ラボグロウンダイヤモンドと天然ダイヤモンドの違い
天然ダイヤモンドは地球の地下深く”マントル”という場所で高温高圧をかけられ約30億年という長い年月を経て結晶化します。
自然が生み出した鉱物だからこそ個体差もあり、価格も様々ですが男性の固く変わらない想いをダイヤモンドに込めて贈るという意味合いもあり、プロポーズの際の婚約指輪に選ばれています。
そしてラボグロウンダイヤモンドと天然ダイヤモンドのもう一つの決定的な違いは内包物(4Cでいうクラリティ)の有無です。
天然ダイヤモンドには少なからず結晶化する過程で生じる内包物が混ざっており、それが一粒一粒の個性を生みだします。全く内包物のない天然ダイヤモンドは存在しません。その一方で、ラボグロウンダイヤモンドには内包物が含まれないのが特徴です。
化学式 | 熱伝導率 | *モース硬度 | 密度(g/cm2) | 内包物 | |
天然ダイヤモンド | C(炭素) | High | 10 | 3.51 | 個体差あり |
ラボグロウンダイヤモンド | C(炭素) | High | 10 | 3.51 | なし |
*モース硬度とは鉱物の硬さ(傷の付きにくさ)を表す基準です。ダイヤモンドはモース硬度の最大値(10)です。
ラボグロウンダイヤモンドと天然ダイヤモンドは、上記のとおり全く同じ成分で出来ています。
特殊な機械がない限り、鑑定士でも見分けがつかない合成ダイヤモンド。日本でもそう遠くない未来に身近な存在となる日が来ると言われています。
ただ、きちんと理解したうえで上記のダイヤモンドを選んだという人もいれば、ダイヤモンドとだけ伝えられて人工的に作られたものという事は後から知った・・なんてケースもあるようでしばしば問題にもなっています。
ダイヤモンドが婚約指輪に選ばれている理由
日本でダイヤモンドのついた婚約指輪を贈る習慣がついたのは1960年代頃で、女性に結婚を申し込む際「自分の身に何かあった時は、このダイヤモンドを売って女性が当面の間暮らしていけるように」という結婚への決意表明として婚約指輪を贈っていました。
また女性側の両親を安心させる意味合いも多く含まれていた為、当時は婚約指輪に加え結納品も贈っていました。現代では結納は省略する方が多く、その分婚約指輪を贈る習慣が残ったと言えるでしょう。
こうした背景をみると、一生モノの婚約指輪は希少性や美しさを兼ね備えた天然ダイヤモンドにこだわりたいという方は多いのではないでしょうか。
ダイヤモンドを選ぶ際はダイヤモンドのルーツをチェック
ここまでダイヤモンドが抱える様々な問題をご紹介してきましたが、ではどうやったら天然で二次流通でもないクリーンなダイヤモンドを選ぶことができるのでしょうか。
そこで注目していただきたいのは「ダイヤモンドの原産地証明」です。近年では、4Cの価値以上に選んだダイヤモンドが本当に天然ダイヤモンドなのか、どこの国からどのようにして手元に届いているかといったダイヤモンドのルーツが辿れる証明を付加価値としてつけているダイヤモンドに注目が集まっています。
garden姫路では、ダイヤモンドの原産国であるボツワナ・南アフリカ・ナミビア・カナダのいずれかのダイヤモンドを厳選して取り扱っています。 2003年に導入された輸出入規制により、政府が発行する*キンバリープロセス証明書が必要となり、より一層希少価値の高いものとして讃えられています。
*紛争ダイヤモンドではないことの証明
garden姫路では以下のようなダイヤモンドを取り扱っております。
婚約指輪のダイヤモンドだからこそ、少しでも安心のダイヤモンドを贈りたい。そんな方にオススメなのが原石証明と原産地証明の両方がついたダイヤモンド【トレーサビリティダイヤモンド】です。選んだダイヤモンドがどこの鉱山で採掘され、どのような原石だったか、どのようにカットされたのかといったダイヤモンドのルーツを辿ることが可能です。
この原石証明や原産地証明はダイヤモンド業界をけん引する『Sarine Technologies(サリネ・テクノロジー)社』によって、カナダにある鉱山でダイヤモンドが採掘されたあと、責任をもって全ての流れを把握して証明されています。
【サリネ・テクノロジー社について】
サリネ・テクノロジー社はイスラエルに本社を置くダイヤモンド関連ハイテク機材メーカーの世界的トップ企業です。世界中の主要宝石鑑定機関、ジュエリーメーカー、ダイヤモンドカット工場などでの同社機材のシェア率は80%を超えており、ダイヤモンド鑑定システムの中枢を担っています。鑑定書に記載される輝きの評価「Sarine Light™(サリネ・ライト)」は、ダイヤモンドの輝きを科学的に測定・分析するシステムで現在世界中で流通しているほぼ全てのダイヤモンドはSarineのシステムによってカット、鑑定されております。そのため、天然か合成かを見分けることも可能です。
原石の美しさにまでこだわったダイヤモンド【パーフェクトラフ】。鉱山開拓にも携わる原石のスペシャリスト監修のもと、美しいダイヤが生まれる正八面体の原石の形(ソーヤブル)を厳選したダイヤモンドがパーフェクトラフです。輝きや希少性だけでは測ることのできない透明感のある美しさをぜひ店頭でお確かめください。
贈りたいという方はgarden姫路へ
機械以外で見分けることのできない合成ダイヤモンドが出てきた以上、ダイヤモンドをどのお店で買うのかも非常に重要ということは言うまでもありません。
姫路市にあるブライダルジュエリー専門のセレクトショップgarden姫路はさまざまな結婚指輪・婚約指輪のブランド比較ができるほか常時約100石ものダイヤモンドをご用意し、品質・価格等を総合的に見比べることができます。
また、サリネ社のダイヤモンドジャーニーによるカナダの鉱山からのトレーサビリティが保証されたダイヤモンドの取り扱いはgardenが国内初導入となっております。
一生モノだからこそ、最も信頼・安心できるものを開発・提供していくことを目的とし、多方面からニーズのある選りすぐりを豊富に取り揃えております。婚約指輪・結婚指輪をお探しの方はぜひ、garden姫路へお越し下さいませ。
店舗名 | garden姫路 |
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所在地 |
〒670-0925 兵庫県姫路市亀井町48(御幸通り) |
営業時間 | 11:00~20:00 |
定休日 | 年中無休(年末年始を除く) |
TEL | 079-280-3684 |
Eメール | info@garden-himeji.com |
ラボグロウン(合成)ダイヤモンドと天然ダイヤモンドの違いとは よくあるご質問
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ラボグロウンダイヤモンドの取り扱いはありますか?
garden姫路ではラボグロウンダイヤモンド・二次流通ダイヤモンド等の取り扱いはございません。トレーサビリティダイヤモンド含め、天然ダイヤモンドを4Cの基準をもとに価格帯幅広くご用意しておりますのでご安心ください。
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ダイヤモンドの相場はいくらぐらいですか?
ダイヤモンドは4Cの品質により価格が変わるので10万円以内のものから50万円を超えるものまで価格帯はピンキリです。
婚約指輪の平均相場は30万円前後と言われているので婚約指輪の枠の部分を10万円とすると約20万円前後のダイヤモンドが人気と言えます。 -
婚約指輪(ダイヤモンド)の支払いはいつですか?
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ダイヤモンド以外の婚約指輪もありますか?
ダイヤモンド以外にカラーストーンが留まった婚約指輪もご用意しております。お好きな色石がある方はカラーストーンもおすすめですが、ダイヤモンドだと表面に傷が付かず輝きが変わらないので、どっちにするかお悩みの方にはダイヤモンドがおすすめです。
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